皆さん、KYOTO GRAPHIEをご存知ですか?今年で13回目を迎える京都国際写真展。世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭です。京都市内のあちこちに、世界からたくさんの写真が展示され、私もこのイベントを知ってからは毎年必ず可能な限り回っています。今年はどんな写真が見られるでしょうか?一緒に見ていきましょう。
まずはフランス出身、JRの作品から。



2024年秋、JRと彼のチームは京都のさまざまな場所で移動式のスタジオを構え、道ゆく人に声をかけポートレートを撮影した。ポートレートはコラージュされ、京都における人々の関係性や多様性を垣間見ることのできる、リアリティーあふれる写真壁画作品〈JR京都クロニクル2024〉に結実し、KYOTOGRAPHIE2025にて発表される。(公式HPより)
被写体とのご縁で作品が出来上がる、面白い試みですね。京都を歩く人々がコラージュされたら、やはりどこか京都らしさの漂う写真となっているのでしょうか?とても興味深いです。こちら、入場無料です!!
休館日: 無休
会場:京都駅ビル北側通路壁面
また、京都新聞ビル地下1F(印刷工場跡地)& 1FでもJRによる展示があります。こちらは特別会場。

京都新聞ビル地下1F(印刷工場跡地)& 1F
10:00–18:00 休館日: 4月15日・20日・28日、5月7日
※入場は閉館の30分前まで
入場には「各種KYOTOGRAPHIEパスポート」か「限定無料チケット」のいずれかが必要です。
続いて、レティシア・キイの作品。A KYOTO HAIR-ITAGE。

髪の毛が釣り竿と魚になっています!ユーモラスな一枚。

今度は買い物かごに…。大量の青果、頑丈な作りですね。

割烹着を着てお料理。いい笑顔です。
KYOTOGRAPHIE 2025では、キイが2024年冬にKYOTOGRAPHIEのアフリカンアーティスト・イン・レジデンスプログラムで京都に滞在し制作した、自身のアイデンティティを体現するかのような新作のポートレートを発表予定。(公式HPより)
こちらは出町桝形商店街 ― DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Spaceで無料で鑑賞できます。
11:00–18:00 休館日: 4月14日・21日・28日、5月7日
※入場は閉館の30分前まで
住所:京都市上京区三栄町62
アクセス:京阪「出町柳」駅5番出口から徒歩5分
また、レティシア・キイも別会場でも見られます。タイトルはLOVE & JUSTICE。

お腹に赤ちゃんを宿している女性の表現。

背景も相まって、アフリカの空を羽ばたこうとしているようですね。

フェミニスト、というタイトル。どれも面白い発想ばかりです!
ASPHODEL
11:00–19:00 休館日: 4月16日・23日・30日、5月7日
※入場は閉館の30分前まで
住所:京都市東山区八坂新地末吉町99-10
アクセス:京阪「祇園四条」駅 7番出口から徒歩3分
阪急「京都河原町」駅 1番出口から徒歩5分
大人: ¥ 1,000 学生: ¥ 800 (学生証の提示をお願いします。)
会期中1回、全会場に入場できる特別パスポートチケットもございます。
詳しくはこちらをご覧ください。
そして、𠮷田多麻希さんの土を継ぐ—Echoes from the Soil。



筆者もそのお名前を知っているほどに活躍しているコマーシャルフォトグラファーさん。そういったお仕事の傍ら、常々感じていた自然と人との関係を見つめ直すべくプロジェクトを立ち上げたそう。人物を撮るお仕事もとても素敵なのですが、動物に向けるレンズもどこか幽遠で雰囲気があります。こちらも入場無料、おすすめです!!
TIME’S
11:00–19:00
※入場は閉館の30分前まで休館日
無休
京都市中京区三条通河原町東入中島町92番
アクセス 地下鉄東西線「三条京阪」駅、または京阪本線「三条」駅 徒歩3分
終わりに
非常に多様な個性を持った、世界中の写真が京都に集まります。他にも様々な写真家さんの展示が京都のあちこちで行われますので、全部見たい!という方は、4月11日までであれば前売り価格(¥5,500)で販売されていますので、是非そちらをご購入ください。回るのは計画を立てるのがおすすめです。また、「これだけ見たいな!」とふらっと立ち寄るような見方もアリ。写真家の皆さんは作品を持ってみなさんに語りかけます。あなたはそれを前にして、どんなものを受け取るでしょうか?
公式HP